オーストラリア・リート・オープン(毎月決算型)を売却

投資

オーストラリア・リート・オープンとは

 オーストラリア証券取引所に上場されている不動産投資信託証券を主要投資対象とするファミリーファンド方式のリート型投資信託です。対象地域はオセアニアでS&P/ASX 200A-REITインデックス(配当込み、円換算ベース)に連動するインデックス型であり、毎月分配金が出ます。

 設定当初は毎月分配型投資信託は人気商品であり、運営会社はこぞって商品を作ってきました。バブル崩壊後の日本であり、不良債権処理の真っただ中、投資知識のない日本人は高額の配当金が出る商品に飛びつき、資金が集まりました。当時の自分もただ、配当金が高いか安いかそれのみで投資信託を買ってました。

 基準価格も落ちず、年率で10%以上の分配金が出る。そのような商品ばかりでだった気がします。投資経験も長くなった今だから言えることですが、販売側も信託報酬などの高い手数料収入があったでしょう。

分配金がとうとう5円に

 分配金が魅力の毎月分配金型ですが、その分配金がなくなれば、投資の意味がありません。高い信託報酬、利益のない状態での分配金。国も毎月分配金型の投資信託に警告を出すほどになってます。投資の醍醐味のなくなった毎月分配型ですので、整理しようとしていたところ、コロナ暴落。コロナ前はアベノミクス以来、配当金込みの成績は良くなって、分配金配当後の基準価格はプラスで推移していましたが、手を付けられなくなりました。

毎月分配型投資信託の崩壊

 チャートを見ていただけるとわかりますが、2008年のリーマンショック後の大暴落の基準価格は円高になりそのまま回復せず今に至ってます。

 分配金の再投資後の基準価格ですが、どういう計算したらこの価格になるのでしょうか、4年前まで分配金はほぼ再投資してきましたが、この金額になってません。ここで初めて、この商品がどのようなものかがわかったことで、失った資金は取り戻せません。

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